ペーパードライバー

西先輩とドライブしてきた。23日の天皇誕生日


入れ歯課も年末の波がさり切った感あるらしい。
三課は実務外の外交さえなきゃ平和。
そんなこんなで師走デートっす。
川越の菓子屋横丁までね。
運転カンナね。
カンナってば、専門の時にドライバーライセンス取ったんだけど、カンナの家族みんなライセンス持ちでね自ら運転したほうが安全だと思う方々でね…運転の機会全く無くてね。どっちかっつーとあわてんぼう☆なカンナに運転させるのは周りが怖がって所謂ペーパードライバーってやつだったの。
次の更新でゴールド免許。金ですよ。無事故無違反の栄誉、ゴールドライセンスにね、なるっつー算段だったの。
運転してないからそりゃ無事故無違反だろっつーね、ある種の持ちネタにもなってた。
ネタのままにしておきたかった。

西先輩をおデエトにお誘いしたらノープラン具合やばかったの。
懐かしいお菓子とか素朴な感じとか、車が好きなんはわかってたからドライブ行きましょうと。川越に菓子屋横丁なるちょいレトロなとこあるんすよ!みたいな。
なんかね、話の流れっつーの?
なんかやる時は西先輩が車出しててくれたのね。
西先輩のハンドル捌きちょーカッケー!ブラボーーー!!みたいな?
玄人感出てるんすわ。
こーね、ちょっとブレーキを急にかけてしまったと。悪りぃって左手がねカンナの腹辺りまでのびてんの。ガード完璧なの。
ハイ落ちたー。何度か落ちたー。これでもかっつー恋の泥沼にはまってたー。自らダイブしてるー。
なので、西先輩とのドライブは大好物だ。
白飯100杯は食えるであろう最高のオカズなの。
でね、毎回ネタで言ってたのよ。
「機会あれば、西先輩を助手席にのせたいな」と。
でも近距離じゃなきゃ怖いなってゆーアピールをねしてたの。
なのに今回、川越にあたしの運転とか決まってね。
あー、葬式の前予約してねーや母ちゃんまじメンゴ。てゆう心境になった。
変なトコで意地っ張りなので西先輩にやっぱり…って話すのははばかられた。
命よりも意地が勝ったのだ。
負け戦に行く武将ってこんな気分なのかなぁと。
ナビに先輩んち打ったら【32キロ】ちーかくなーーーーーーい。全く近くない。
国道やらバイパス通ってるー。待って、カンナは自動車学校ど田舎まで合宿しに行ったから地元の道はチャーリーでしか疾走したことねーよ。
チャーリーなら10キロぐらいなら余裕かまして走るけど、車とかね1キロメートルも走る自信なかった。
自信ないけど行くしかねえ…
鼓舞しよう。
自分を奮い立たせよう。
オーディオのヴォリュームむっちゃあげて、【紅蓮の弓矢】をリピート再生した。
祈ったところで何も変わらないってゆーフレーズがカンナの右足にエネルギーをくれた気がした…エネルギッシュになりすぎて出しちゃいけんスピード出たかも知んない。国道を40キロ走行してた…逆にあぶねーよ。

一応無事故無違反に泥塗ることもなく無事に到着できましたよ。
半泣きで紅蓮の弓矢歌い(叫び)ながら先輩んち着。
先輩に運転代わってもらお。うん。
だってカンナもうライフ無いもん。
とりあえず、途中コンビニにでもよって代わってもらおう。そう思っていた。
したらさ、西先輩がキラキラ言うんだ。
「俺普段運転席だからさ、助手席新鮮だわ。あと運転中のカンちゃんには悪いけど楽だよね。やっぱ。」
悪意は一切なかったと思う。
ほんとただの感想。
ただの感想だけど、代わって欲しいって提案しづらくなった。運転自体ハードモードなのに交代無しのエクストラモードに突入してた。
これで代わってなんて言ったら【楽をしたい女】ってゆうレッテルがね貼られるっつーかぐるぐる巻きにされると思った。レッテルぐるぐる巻き。
「一応運転用メガネあるからギブなら言って」
はーいギブギブギーーーブ!
心の中ではギブ宣言余裕でした。
ま、言えないんですがね。
レッテル嫌すぎて。
華麗すぎてカクカクしたハンドル捌き、余裕の車間。the初心者。
煽られてるーやっべーこえーーーーー。

地獄でしたよ。先輩とトーク出来ないくらいには余裕ない。
余裕あるのは前の車との車間だけ。
まじ涙目。

はっきり言ってね、食堂で何食ったかわかんないんですよ。
メイクラブっぽいのあったか…な?みたいな。
全神経が運転にビビっててほぼ覚えてないorz
覚えてるのは西先輩の呼び方について議論があったことと総走行距離100キロ。
次の日の出勤クソだるかったです。
カンナ